ニシエヒガシエ、、、なんて歌が昔ありましたが、ここのところはまさにそんな感じで飛び回って(遊んで)ました。

10月に富山(滑川ほたるいかハーフ)、11月は山形(日本デュアスロン選手権)、鳥取(鷲峯山麓ハーフ)、岩手(ウィンタートライアスロン八幡平)、そして12月に山口県(防府読売マラソン)。だんだん東西の振幅が大きくなってる。

さて、目下マラソンシーズン真っ最中なわけですが、今シーズンの戦略は、思いのほかうまくいった昨シーズンの戦略を踏襲しつつ本命レースである別府大分マラソンの日程に合わせてスケジュールを若干前倒しするというもの。昨シーズン、ハーフ→フルの波を2回作るという戦略でスタートしたところまさかの東京マラソン当選というハプニングがあり(つまり、大阪→東京と2週連続でフルマラソン)、その大業をなすために(YouTube情報に基づき)月間走行距離目標を150km→250kmに伸ばしていました。結局、たくさん走ったらVO2MAXが上がり、体重が減り、結果が出た、という感じでしょうか、戦略というかなんというか。

今シーズンは、防府と別府大分と二つの波を作り2つ目のピークをより高く(できればサブ3!)持っていきたかったんですが、夏に頑張りすぎたせいか9-10月はすっかりバテてしまい、ピークとは程遠い状況。今回の防府マラソンの前の滑川・鷲峯山麓、二つのハーフマラソンはいずれも4:30/kmペースで、昨年同時期よりはいいけどサブ3には程遠い(サブ3には4:15/kmペースが必要)。今回は4:40/kmペースで3h15m切れれば御の字、というつもりでスタートしました。朝髭剃りに失敗し大出血、鼻の下にチョビ髭みたいに絆創膏を貼って走る羽目になっちゃったし。

ところが走り出してみるとそれなりにペースを作ることができ、30kmくらいまでは4:25/kmで刻むことができました。「30kmの壁」に阻まれて苦しんでいるところに山口が地元のトライアスロン審判仲間、ミカ姉が彼氏と一緒に応援してくれる姿が目に入ったので、根性出してペースアップ。友達が沿道で応援してくれると、なぜだかすごくパワーが出るよね!若干ペースを落としながらも、ぎりぎり平均4:30/kmで帳尻をあわせ、なんとか自己ベストの3:09:31を達成することができました。

ミカ姉撮影。僕の鼻の下のチョビ髭絆創膏に注目。
2022年2023年
10月n/a1:34:27(滑川ほたるいかハーフ)
201K、Interval 2回、閾値走 3回196K、Interval 0回、閾値走 0回
VO2MAX: 55/体重: 74.5kg61/68.6kg
11月1:36:07(坂井古城ハーフ)1:34:42(鷲峯山麓ハーフ)
221K、Interval 1回、閾値走 2回251K、Interval 0回、閾値走 0回
57/71.3kg61/69.6kg
12月3:42:37(NAHAマラソン)3:09:31(防府読売マラソン)
244K、Interval 0回、閾値走 1回250K、Interval 0回、閾値走 0回
58/69.1kg60/67.6kg
1月1:32:08(ハイテクハーフ)?(ハイテクハーフ)
?(フロストバイトハーフ)
250K、Interval 0回、閾値走 0回?
59/68.4kg?
2月1:31:02(守屋ハーフ)
3:15:17(大阪マラソン)
?(別府大分マラソン)
251K、Interval 0回、閾値走 0回?
60/67.1kg?
3月3:10:25(東京マラソン)n/a
251K、Interval 0回、閾値走 0回?
60/67.0kg?
各月、上段が大会成績、中段が練習実績、下段がVO2MAX/体重

レース後、痛む脚を引きずりながら歴史の街防府を散策。

まずは多々良大仏。大仏と聞いちゃあ素通りできません。しかしこの味わい深い木造の阿弥陀如来を納めた「大仏殿」はあまりにもさりげなく、最初は気づかずに通り過ぎちゃいました。狭いお堂に入ってみると、ほかに参拝者もなく(というかスペース的に一人用みたい)、じっくりと拝観できました。傷みが激しいですが、奈良の東大寺の再建を担った重源上人の手になるものとのことで興味深く参拝しました。東大寺を模したという割には本尊が阿弥陀如来なのは謎(東大寺の大仏は大日如来)。

一方で「周防国分寺」はすごい。まず敷地が広い(その割に伽藍としては寂しいけど)。金堂は、本尊である薬師如来と日光・月光菩薩の三尊像、四天王をズラッと並べた配置で圧倒されました。薬師が中心なので真言宗の世界観を再現しているわけでもないんでしょうが、「オールスター感」が半端ないです。目黒の羅漢寺もこんな感じですが、こちらはさすが国分寺だけにスケールがでかい。

奥の通路にも数体の如来像が並んでいるんですが、一体だけ朝鮮半島から渡来した大日如来の像があって、他のと材質や表情(特に螺髪の生え際のライン)が全然違っていて、ホームページの写真(ページ下部【B】の写真)だと伝わらないかもですが、可愛くてとても印象的でした。

あとはもちろん当地の名物を。防府に来たら「瓦そば」と「てっちり」と食べようと決めていたのですが、瓦そばはB級の名にふさわしく見た目のインパクトと濃い味で勝負しているかのごとき食べ物でした。瓦が鉄板みたいに熱いので、食べてる内に麺が焼けてきて、梅蘭の焼きそばみたいにパリッパリになってしまいました、、、正直微妙。しかし、名物を食べられて悔いなし。

てっちりは、、、レース後食べる予定だったんですが、仏像を見てる途中に家から連絡があり、鍵をなくしたから帰って来いと、、、ここ山口よ?でもまあ仕方ない、店を予約してた訳じゃないしよかった。自己ベストが出せた喜びで、フグを食べられなかった悔しさは相殺、というか嬉しさが勝って東京に帰りました!

次回別大マラソンはどうかな~。ちょっとサブ3は難しそうだけど、とにかく自己ベスト更新でキリのいいところ、3:05:00を目指してみようか!